主演するドラマごとに魅力溢れるキャラを演じて来たソヒョンジン。
彼女の初主演作となったこの「帝王の娘スベクヒャン」では、百済25代王・武寧の隠し子という役どころで、熱のこもった演技を見せてくれました。
当時すでに主役級だったソウが異父妹の役で、私欲に溺れた悪女ぶりを熱演。

他にも韓国ドラマファンにとってはお馴染みの顔が総出演と言った感じの大作。
そしてハジウォンの弟で、去年34歳と言う若さで亡くなったチョンテスの最後の作品にもなってしまった韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」。
最終回のネタバレ、あらすじと感想を紹介しますね。
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帝王の娘スベクヒャン(韓国ドラマ)の最終回ネタバレ
新王となったミョンノンは、ヘ・ネスクからソルランが何故自分の元を離れざるを得なかったか、そしてソルランこそがスベクヒャンてあること聞きます。
そのソルランは、都から遠く離れた地で百済の繁栄を祈りながら、記憶を無くした妹、ピムンの仲間と共に静かに暮らしていました。
スベクヒャン(守百香)の花が舞い散るある日、ソルヒの元へチンムが訪れ、記憶を取り戻したソルヒは自分の名前を伝えます。
そして、花が舞う中、新王の多幸を祈るソルランの前に現れたミョンノン。
共に歩むことを決めた二人は、微笑みを交わすのでした。
ここまで、韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」、最終回のネタバレでした。
帝王の娘スベクヒャン(韓国ドラマ)の最終回あらすじ
仏前で祈りを捧げる王妃。女官コンオクに、早く王の元へ行きたいと伝えます。
続けて、「来世では王妃でなくていい。王のただ一人だけの女人にして欲しい。そして…」とコンオクの手を握り、「来世ではお前に仕えさせて欲しいと祈った」と語ります。
ソルランは、都から遠く離れた村で、新王の無事と百済の繁栄を祈りながら、不調の続く妹ソルヒ、トルデ夫妻らと共に新しい暮らしを始めていました。
そこに在る日現れたのはチンム公。ソルヒの様子を見に来たのでした。
チンム公の事を全く覚えていないソルヒ。

一方、チンム公への全てのわだかまりを解いたソルランは「お兄様」と呼びます。
ヘ・ネスクから、先代王が言い残した3つ目の質問を受けていた新王ミョンノン。
ソルランへの思いが変わらない事をヘ・ネスクに告げると、ソルランこそが王の娘スベクヒャンであり、彼女はそれを知ったが故に離れて行ったことを聞かされます。

やがてスベクヒャンが咲く季節。
スベクヒャンと言う花が持つ言い伝えの通りに、天下泰平の世が訪れます。
不幸を背負ったソルヒも、姉ソルランとチンム公の強い愛の力で立ち直り、そしてソルランの元にも待ち人が…

二人で生きていくことを決めたスベクヒャンとミョンノンは、かたく抱き合い、ほほ笑むのでした。
ここまで、韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」、最終回のあらすじでした。
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帝王の娘スベクヒャン(韓国ドラマ)の最終回の感想
「誰かを犠牲にした幸せはあり得ない」というテーマだったとしたら…

それでどーも王族舞台の時代劇は敬遠しがちなのですが…。
と、それを言っちゃあお終いになっちゃうので、最終回の感想を(^^
物語の最後に来て明確に表現されていたのは、「私利私欲」で生きるのではなく、他人の為に生きる喜びを知ってこそ、自分の周囲、ひいては世の中が平和で穏やかなものになっていくという事。

守百香が咲けば…
男女は秘めた思いを確かめ合い、過去に縛られていた者は解放され幸せに笑えるようになり、長年の恋人はさらに情を深め…
という言い伝えのように、守百香(スベクヒャン)=ソルランと関わった人達は、みんなが心を解き放ち、重荷を下ろして幸せをつかむことが出来ました。
ソルランは正にスベクヒャンの花そのものだったという訳ですね。
最終回冒頭の王妃から女官への言葉も印象的でした。
「来世では、お前が私にしてくれたように、心を込めて世話をしたいと祈った」
他人にされて嬉しかったことを、今度は自分がしてあげたいという心。

そして、よりよい社会の為に我々が政治と言う仕事を任せている政治家達は、「他人にされて嬉しかったこと」を自分の為にもっともっと!!と求める事をやめて、「他人の為に働くのが政治家だ」という事に早く気付いてほしいとも思いました。
まぁ、そういう点でも、王族を扱ったドラマには色々と矛盾は感じる訳ですが…
先にも書きましたが、王族自体が庶民を踏みつけにして存在しているものなのですから。
と、苦言もはさみつつ、ここまで韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」の最終回の感想でした。
帝王の娘スベクヒャン(韓国ドラマ)のキャスト
ソルヒ役:ソウ。伽耶でソルヒの名前を知らない者はいないと言うほどの美人。貧乏暮らしが嫌で上昇志向が強く、母から聞いた百済に憧れ、行く事を夢見ます。姉と二人の逃避行のさなかにスベクヒャンの飾りがついた簪を持って一人百済へ。王の娘になろうと企てそれが成功。しかしやがて破綻をきたします。唯一の救いはチンム公の存在でした。
ミョンノン太子役:チェ・ヒョンジェ。百済24代・東城王の息子でしたが、次代王武寧がわが子と共にその命を守るために入れ替えられ、武寧王の息子として育ちました。武芸に通じ頭脳明晰で容姿端麗。言うこと無しの、でもかなり神経質な王子が、個性的な庶民の娘ソルランと出会い…
チンム公役:チャン・テス。東城王の息子チンムとして育てられますが、実は武寧王の息子。東城王の遺言を守り、自分の息子と東城王の息子を入れ替え、どちらも生き延びれるようにした武寧王の策でしたが、武寧を父の仇と思い、復讐を図ります。
武寧王役:イ・ジェリョン。百済25代王。24代王の元で戦いに明け暮れ、その頃出会ったチェファとの間に娘を授かりますが、その事実を知りません。やがて目の前に娘スベクヒャンだと名乗る若い女性が現れますが…
チェファ役:ミョン・セビン。東城王を殺したぺク・カの娘。クチョンと共に伽耶の地へ逃げ延びます。ソルラン、ソルヒの母。
クチョン役:ヨン・テヨン。ぺク・カの召使いでしたが、チェファを連れて伽耶の地へ逃げ、ソルラン、そしてチェファとの間に生まれたソルヒの父として暮らします。怪力の持ち主ですが、言葉を話すことが出来ません。
帝王の娘スベクヒャンは矛盾だらけだけど自身の身分に翻弄される見ごたえありの韓国ドラマ!

新王が武寧王とは血のつながりが無い事を世間は知らないはずなので、ソルランが武寧王の娘スベクヒャンだと知られてしまうと…
と言うか、もう洗いざらい公表してしまった方がいいですね。
隠したり誤魔化したりしてると、あとあとロクなことにならないと学んだはずです。

以上、ここまで、韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」の最終回、ネタバレ、あらすじ、感想をお送りいたしました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは今回はこのへんで失礼します。
極限になった人間の心醜さと美しさを表現していて、歴史的背景も有ったりして、とても面白いです。特に若い役者さんが演じられて難易度高いのではと?!感動させて頂いております。ドロドロと回転して最後は洗練されて浄化していく様に個人的に感じられました(魂)トライアングルにハマってしまった気分で御座います。